こんにちは
しらかべ整体 院長の吉田です。

30代のビジネスパーソンは、仕事のプレッシャーや日々のストレスを多く抱えがちです。「ストレスのせいか夜ぐっすり眠れない」「朝起きるとすでに肩や首が鉄板のように凝っている……」ということはありませんか? 実は、ストレスと睡眠不足、そして肩こりはすべて深く繋がっており、そのカギを握っているのは「呼吸の浅さ」なのです。

今回は、このトリプルパンチのお悩みを抱える患者さん(Kさん・30代男性)との対話から、原因と仕事の合間にできる対策をお伝えします。

「ストレスが溜まると、なぜか肩こりも睡眠不足も悪化するんです」

患者(Kさん・30代男性): 「先生、最近仕事のストレスが強くて、夜ベッドに入ってもあれこれ考えてしまって眠れないんです。それと同時に、首から肩にかけてが信じられないくらいガチガチになっていて。ストレスと睡眠不足と肩こり、全部が一度に押し寄せてきて限界です」

先生: 「それは本当につらい状態ですね。心も体も休まる暇がないのではないでしょうか。お体を診させていただくと、胸の周りの筋肉がすっかり縮こまって、呼吸が非常に浅くなっています。実は、ストレスを感じると人間の体は無意識に身を守ろうとして、グッと体に力が入って呼吸を止めてしまうクセがあるんです」

Kさん(30代男性): 「言われてみれば、仕事中PCに向かっているときに、ハッと息を詰めている瞬間がよくあります」

先生: 「そうですよね。呼吸が浅くなると、体に取り込める酸素の量が減ってしまいます。 例えるなら、『常に軽い全力失踪をしているときのように、心臓や神経がバクバクして落ち着かない状態』です。脳や神経が酸欠状態でパニックを起こしているので、夜になってもリラックスモードに入れず睡眠不足になります。さらに、浅い呼吸を補おうとして肩や首の筋肉を無理やり激しく動かすため、肩こりもどんどん悪化するという、最悪の悪循環に陥ってしまうんですよ」

Kさん(30代男性): 「自律神経が酸欠状態……。だから寝ようとしても頭が冴えてしまって、肩もどんどん凝っていくんですね」

呼吸が深くなり睡眠の質も上がる!「脇の下ガリガリほぐし」

Kさん(30代男性): 「まずはこの浅い呼吸をなんとかしたいです。仕事中や寝る前に、自分でできる簡単なリセット方法はありますか?」

先生: 「それなら、呼吸を塞き止めている『胸のブレーキ』を外してあげるのが一番です。脇の下を刺激して、一瞬で呼吸を深くする『脇の下ガリガリほぐし』をやってみましょう」

Kさん(30代男性): 「脇の下ですか? 肩ではなく脇をほぐすんですね。ぜひ教えてください」

先生: 「はい、座ったまま数秒でできるとても効果的な方法です」

👐 呼吸を深くしてリラックス!脇の下ガリガリほぐし

  1. 右の脇の下に、左手の親指をグッと深く差し込みます。残りの4本の指は背中側(肩甲骨のあたり)に当てて、脇の筋肉を挟み込みます。
  2. そのまま、やや強めに「イタ気持ちいい」と感じる強さで、指をガリガリと上下に動かしてお肉をほぐします(約10秒間)。
  3. 次に、挟んだままの状態で、右腕を前回し・後ろ回しに大きく5回ずつグルグルと回します。
  4. 反対側の左の脇の下も、同様に行います。

    痛みを感じる方もいますので、その際は優しく撫でるように動かすだけでも十分効果はあります。

Kさん(30代男性): 「(実際にやってみて)……うわっ、脇の下ってこんなに痛いんですか! でも、揉んだ後に息を吸うと、胸がすーっと広がって、すごく空気がたくさん入ってくるのが分かります」

先生: 「素晴らしい、しっかりほぐせましたね! 脇の下には、呼吸をコントロールする大切な筋肉や大きなリンパが通っています。ここがストレスで硬くなると胸が開かなくなるんです。ここをほぐして深い呼吸ができるようになると、脳に酸素が行き渡り、自律神経が落ち着いて夜も自然と眠気が出やすくなりますよ」

おわりに

Kさん(30代男性): 「肩ばかり揉んでいましたが、脇をほぐすとこんなに呼吸が楽になるんですね。仕事の休憩時間や、夜寝る前のルーティンとして取り入れてみます」

先生: 「ぜひ続けてみてください。ただ、長期間ストレスに晒されてきた体は、背骨や肋骨自体の動きがロックされてしまっていることが多いです。そうなると、せっかくほぐしてもまたすぐに呼吸が浅くなってしまいます。次回は、そのガチガチに固まった胸格(胸の骨組み)を優しく広げる施術をして、ストレスに負けない、常に深く息が吸える体に整えていきましょう」

Kさん(30代男性): 「睡眠不足も肩こりも根本から解決して、すっきりした頭で仕事に取り組みたいです。次回もよろしくお願いします!」

「ストレスのせいで寝付けない」「肩こりがひどくてイライラする」というときは、心と体が完全に悲鳴を上げているサインです。肩を強く揉む前に、まずは縮こまった胸を開いて、体にたっぷりと酸素を届けてあげましょう。


肩こりの原因は姿勢が悪い、運動不足だからと思いがちですが実は他に原因があることが多くあります。
今回のように日常的に呼吸が浅いと肋骨の動きが悪くなり、肩は肋骨に乗っている状態のため肩に力が入りやすくってしまう。
肩が辛いからと肩ばかり揉んでも一時的にはいいかもしれませんが、他を見直してみるのも大事ですね。

当院では、筋肉の緊張だけでなく、自律神経の通り道である背骨の歪みを整え、深い睡眠が取れる体作りをサポートしています。一人で抱え込まず、ぜひ一度お気軽に当院へご相談くださいね。

しらかべ整体
吉田勇気
090-6619-7877