こんにちは
しらかべ整体 院長の吉田です。
当院には、お仕事での移動や営業、毎日の通勤で「車を長時間運転していると、だんだん腰が重くなってくる」「車から降りるときに、体が固まってしまって真っ直ぐ立てない……」という50代の男性が多く来院されます。 実は、運転中の姿勢は私たちが思っている以上に腰やお尻に大きな負担をかけ続けているのです。
今回は、運転による慢性的な腰痛にお悩みの患者さん(Mさん・50代男性)との対話から、その原因と運転の合間にできる簡単な対策をお伝えします。
「ただ座って運転しているだけなのに、どうしてこんなに腰が痛むの?」
患者(Mさん・50代男性): 「先生、仕事柄どうしても毎日何時間も車を運転するんですが、夕方になると腰がずっしり重くなってきてね。車から降りようとすると、腰が固まってしまって、しばらく前かがみじゃないと歩けないんです。ただ座ってハンドルを握っているだけなのに、なぜこんなに疲れるんでしょうか」
先生: 「毎日長距離の運転、本当にお疲れ様です。座っているだけと言っても、実は運転中の体には相当な負担がかかっています。お体を診させていただくと、お尻の奥の筋肉(梨状筋など)と、太ももの裏側の筋肉がガチガチに突っ張ってしまっていますよ」
Mさん(50代男性): 「お尻と太ももの裏ですか。痛むのは腰ですが、そこが関係しているんですか?」
先生: 「大いに関係しています。車のシートに座ってアクセルやブレーキを踏むとき、骨盤が後ろにダランと倒れた『仙骨(せんこつ)座り』になりがちですよね。 例えるなら、『車のサスペンション(衝撃を吸収するバネ)が完全に壊れた状態で、道路のガタガタした振動をすべて腰の骨だけで受け止めている状態』です。本来ならクッションになるはずのお尻の筋肉が、悪い姿勢のせいで潰されて使えなくなっているため、運転中の細かな振動や重みがダイレクトに腰へ伝わり、悲鳴を上げているんですよ」
Mさん(50代男性): 「サスペンションが壊れた状態……! それは確かに、腰にダイレクトに響きますね。だから車から降りるときに、腰が固まって動かなくなっていたわけですか」
車から降りたら15秒!「お尻・太もも裏のブレーキ解除ストレッチ」
Mさん(50代男性): 「仕事で運転を辞めるわけにはいかないので、なんとか車に乗る生活のなかで対策できる方法はありますか?」
先生: 「それなら、車から降りた直後、あるいはサービスエリアなどの休憩中に15秒でできる『お尻と太もも裏のストレッチ』がおすすめです。潰されて固まった『お尻のサスペンション』をその場で復活させることができますよ」
Mさん(50代男性): 「車を降りてすぐその場でできるなら、仕事の合間にもできそうですね。ぜひ教えてください」
先生: 「はい、車のドアや車体を使って体を支えながら行える、非常に簡単な方法です」
🚗 運転後のガチガチをリセット!お尻・太もも裏ストレッチ
- 車の外に出て、車のドアやボンネットに軽く手を置いて体を支えます。
- 片方の足を一歩前に出し、つま先を上に向けます(かかとを床につけた状態)。
- 息をふーーっと吐きながら、お尻を後ろに突き出すようにして、上半身をゆっくり前に倒していきます。
- 前に出した足の「太ももの裏」から「お尻の付け根」にかけてが、じわ〜っと心地よく伸びているのを感じながら15秒キープします。
- 反対の足も同様に行います。
※背中を丸めるのではなく、背筋を伸ばしたまま「お尻を後ろに引く」のが、奥の筋肉までしっかり伸ばすポイントです。
お尻や太ももの筋肉は、骨盤につながり背骨へと関係します。
圧迫され続ける筋肉は、正座を続けて足が痺れるのと同じように、血管まで圧迫され血流障害になっています。
Mさん(50代男性): 「(実際に動きをイメージしてみて)あ、これ、お尻の奥がピーンと伸びてすごく気持ちいいですね。縮みきっていたゴムが伸びるような感覚です」
先生: 「素晴らしいです! 運転後にこのストレッチを入れるだけで、腰にかかっていたブレーキがパッと外れます。車から降りたあとの動き出しが驚くほどスムーズになりますよ」
おわりに
Mさん(50代男性): 「いつも車から降りたら、すぐに次の現場へバタバタと向かっていましたが、これからは降りてすぐ『よし』と15秒これを取り入れてみます」
先生: 「ぜひ運転の合間のルーティンにしてみてください。ただ、長年の運転習慣で骨盤自体が後ろに傾くクセがついてしまっていると、普段の歩き方や座り方でも腰を痛めやすくなります。次回は、その骨盤の傾きを本来の正しい位置に戻し、運転中も腰に負担がかかりにくい骨組みに整えていきましょうね」
Mさん(50代男性): 「まだまだ元気に仕事を続けたいので、しっかり根本から直していきたいです。次回もよろしくお願いします!」
「運転が終わると腰が痛くて伸ばせない」「車に乗るのが億劫になってきた」という方は、腰を無理に反らせる前に、まずは潰れて固まったお尻と太ももの筋肉を解放してあげることが大切です。
長時間の運転は同じ姿勢を続けるため、とても負担になります。
筋肉が大きく太い人は、負担にも耐えることができますが運動不足もあるとより耐えれなくなる。
なかなか運動していない人は、特にストレッチをして筋肉だけではなく血管まで伸ばせると良いですね。
当院では、お仕事や日常生活の背景に合わせた姿勢のアドバイスと、骨盤の歪みを整える根本的な施術を行っています。痛みを気にせず、快適に運転ができる体作りを一緒に目指しましょう。ぜひ一度お気軽にご相談くださいね。
しらかべ整体
吉田勇気
090-6619-7877