こんにちは
しらかべ整体 院長の吉田です。
当院には、「お出かけ時にジャケットやコートに袖を通そうと、腕を少し後ろに引いた瞬間に肩に激痛が走る」「片方の袖は通せても、もう片方の袖に通すときに腕が後ろに回らなくて着替えに時間がかかる……」という40代の女性が多くご相談に来られます。
「そういえば最近、リュックを背負うときに腕を後ろに引くのも痛い…」 「車の後部座席に置いたバッグを取ろうと手を伸ばすと肩の奥がズキッとする…」 「つり革につかまろうと手を上げる途中で、一瞬引っかかる感じがある…」
こんな「腕を少し斜め後ろへひく動作」で「あ、これ私のことだ!」と思い当たる節はありませんか?
忙しい朝や出かける直前に袖がすんなり通らないと、焦るし本当にストレスですよね。 実はこれ、腕や肩の筋力が落ちたからではなく、肩の関節の「前側」が固まってブレーキをかけていることが本当の原因なのです。
今回は、上着に袖を通すときの肩の痛みに悩む患者さん(Eさん・40代女性)との対話から、痛みの本当の原因と、当院の施術でどのようにスムーズに着替えができるようになっていくのかをお伝えします。
「ただコートに袖を通したいだけなのに…なぜ腕を後ろに引くと肩がピキッとなるの?」
患者(Eさん・40代女性): 「先生、毎朝出かけるときに上着やコートに袖を通そうとすると、腕を後ろに引いた瞬間に肩の奥に『ピキッ!』と刺さるような痛みが走るんです。特に2袖目(反対側の袖)に腕を通すときが本当に辛くて、毎朝時間がかかってしまって……。運動不足で肩が固まってしまったのでしょうか?」
先生: 「毎朝のお出かけ前にその痛みがあると、気持ちまで憂鬱になってしまいますよね。2袖目に腕を通すときというのは、肩を痛めている方から最もよく聞くお悩みの一つですよ。お体を詳しく検査させていただくと、腕の筋力不足ではなく、日頃のデスクワークやスマホ操作による『巻き肩』のせいで、肩の前側にある筋肉や靭帯がカチカチに縮こまって強いブレーキをかけていることが原因です」
Eさん(40代女性): 「肩の前側のブレーキですか……? 痛いのは肩の奥や横あたりなのに、前側が原因なんですか?」
先生: 「そうなんです。上着に袖を通すとき、腕は『後ろに引かれながら、外側にねじれる(伸展+外旋)』という非常に複雑な動きをしています。本来なら、肩の関節の中で腕の骨の頭(上腕骨頭)が滑らかに前後に転がることで、この動きが可能になります。 しかし、Eさんの場合は『巻き肩』によって胸の奥の筋肉(小胸筋)や肩の前側の関節包(関節を包む膜)がギュッと縮んだまま固まっています。 例えるなら、『固く結ばれた頑丈なゴム紐(前側の筋肉)で、腕の骨を前へ強く引っ張ったままロックしている状態』です。 ゴム紐がパツパツに突っ張っているのに、コートを着るために腕を無理やり後ろへひっぱろうとするため、肩の奥のインナーマッスル(腱板)や滑液包(クッション)が引きちぎられそうになり、ピキッと激痛が走っているんですよ」
Eさん(40代女性): 「前側のパツパツなゴム紐のせいで、無理やり引かれた肩の奥が悲鳴を上げていたんですね……! だから斜め後ろに腕を引くたびに、あんな激痛が走っていたのかと理由がすごくよく分かりました」
前側のブレーキを外しすき間を作る
Eさん(40代女性): 「原因が分かって納得しました。でも先生、上着を着るたびにピキッとなるこの肩は、また前みたいにサッと袖を通せるようになりますか?」
先生: 「もちろんです! 痛みの悲鳴を上げているのは肩の奥ですが、根本原因は『前側のブレーキ(巻き肩)』にあります。当院では痛む肩の奥を無理に引っ張るような危険な施術は一切せず、安全に前側の引っ張りを解除していきます」
Eさん(40代女性): 「無理やり伸ばすのではないのですね。具体的にはどんな施術をするのですか?」
先生: 「まずは第一段階として、肩を前に強力に引っ張り込んでいる胸の奥の筋肉(小胸筋)や、腕の付け根の引きつれを優しく緩めます。40代女性のデリケートな筋肉に強いマッサージをすると防衛反応で反発してしまうため、持続的な心地よい圧でじわ〜っと前側の突っ張り(ゴム紐)を解いていきます」
Eさん(40代女性): 「まずは腕を後ろに行かせないように邪魔している、前側のブレーキを外すわけですね」
先生: 「その通りです。そして第二段階として、最も重要な『肩甲骨と鎖骨のアライメント(軸)調整』を行います。巻き肩のせいで外側に開いていた肩甲骨を本来の正しい位置へ戻し、腕を後ろに引いたときに関節のすき間がフワッと広がる状態を作ります」
Eさん(40代女性): 「すき間が広がれば、後ろに引いたときに中のクッションが潰されなくなるわけですね」
先生: 「はい。最後に第三段階として、腕の骨が肩の関節内で正しく滑るように、ミリ単位の優しい微調整を行います。これにより、袖を通すときの『後ろに引きながら外にひねる』という動きの引っかりが完全に消え、スルリと腕が後ろへ回るようになっていくんですよ」
施術を受けられた患者さんの変化
Eさん(40代女性): 「(実際に施術を受けられて……)先生、施術が終わって今、胸周りがすごく開いて背筋が伸ばしやすいです! 試しに上着を着る動作で腕を斜め後ろに引いてみると……えっ!? 全く肩の奥にピキッとくる感じがありません! スッと後ろに腕がいきます!」
先生: 「素晴らしい変化ですね! 前側の強いブレーキが外れて、肩の関節の中で腕の骨が正しく滑り出した証拠です。これなら明日の朝から上着を着るのも怖くないですね」
Eさん(40代女性): 「本当にすごいです! 毎朝袖を通すたびに『痛っ…』と固まっていたのが嘘みたいです。コートを着る時のあの焦りと恐怖感がなくなって本当にホッとしました!」
先生: 「喜んでいただけて本当に良かったです。ただ、Eさんの体には長年のデスクワーク姿勢による『肩が前に巻き込むクセ』がまだ残っています。このまま過ごすと、また少しずつ前側が縮こまって痛みが戻ってしまいます。次回は、この開いた胸と正しい肩の位置を定着させ、二度と着替えで痛みを起こさない『燃費の良いきれいな姿勢』を一緒に作っていきましょうね」
Eさん(40代女性): 「毎朝の着替えでストレスを感じたくないので、根本からしっかり良くしたいです。次回もよろしくお願いします!」
「ジャケットやコートに袖を通すときに肩がピキッと痛む」「腕を後ろにひく動作が怖くて着替えに時間がかかる」とお悩みの方は、「歳のせいだから…」「放っておけば治るかも」と諦める必要はありません。原因は肩の関節そのものの損傷ではなく、巻き肩によって前側の筋肉がガチガチに固まり、強いブレーキをかけている可能性が非常に高いです。
当院では、痛む場所だけを揉みほぐすのではなく、なぜ腕を後ろに引くと痛みが出るのかを姿勢・関節の連動レベルで精密に分析し、一切痛みのない安全でソフトな手技で根本改善へ導きます。「出かけ際の着替えをサッとスムーズにこなしたい」「痛みのない軽い体を取り戻したい」という方は、ぜひ一度当院へご相談ください。私たちが全力であなたをサポートいたします。
しらかべ整体
吉田勇気
090-6619-7877