こんにちは
しらかべ整体 院長の吉田勇気です。
当院には、「ブラジャーのホックを後ろで留めようとしても手が届かず、前で留めてからクルッと回している」「後ろに手を回すと肩の奥がズキッと痛んで、結ぶことも留めることもできない……」という60代の女性が多くご相談に来られます。
「そういえば最近、背中がかゆくても手が届かない…」 「エプロンの紐を後ろで結べず、前で縛れるタイプに変えた…」 「背中のファスナーが上げられなくて、服を選ぶ基準が変わってしまった…」
こんな「手を腰の後ろへ回す動作」で「あ、これ私だ!」と思い当たる節はありませんか?
「もう60代だし、肩の関節が硬くなっただけかしら…」と諦めがちですが、毎日の着替えで不自由を感じるのは本当にストレスですよね。 実はこれ、単なる筋力低下や老化ではなく、肩甲骨の可動域低下と、肩の奥にある「結節性(骨の突出部)」での引っかかりが本当の原因なのです。
今回は、ブラジャーのホックが留められなくなったお悩みを抱える患者さん(Fさん・60代女性)との対話から、痛みの本当の原因と、当院の施術でどのようにスムーズに手が回るようになっていくのかをお伝えします。
「昔は当たり前にできたのに…なぜ手が腰の後ろに回らなくなってしまうの?」
患者(Fさん・60代女性): 「吉田先生、最近ブラジャーのホックを後ろで留めようとすると、手が腰のあたりで止まってしまってそれ以上上に行かないんです。無理に上げようとすると肩の奥がズキッと痛んで……。仕方なく前で留めてからクルッと後ろに回しているんですが、毎日のことなので本当に情けなくて。私の肩はどうなってしまったのでしょうか?」
先生: 「毎朝の着替えで手が回らないのは、本当にもどかしくてお辛いですよね。前で留めて回すという工夫をされている方も実はすごく多いですよ。お体を詳しく検査させていただくと、肩の関節そのものが壊れているわけではなく、『肩甲骨が背中に張り付いて動かなくなっていること』と『肩の骨の隙間での摩擦』が原因です」
Fさん(60代女性): 「肩甲骨が張り付いている……? それが手を後ろに回す動きとどう関係しているのですか?」
先生: 「実は、手を腰の後ろに回す動作(内旋・伸展)は、肩の関節だけで行っているわけではありません。手が後ろに回るとき、背中にある『肩甲骨』が外側にスムーズに滑りながら少し前傾することで、手が背中へ回り込むための『スペース』を作っています。 しかし、Fさんの場合は長年の姿勢クセや筋力の緊張によって肩甲骨が固まり、可動域が極端に低下しています。 例えるなら、『引き出し(肩甲骨)が錆びついて開かないのに、中の物(腕)だけを無理やり奥へ押し込もうとしている状態』です。 肩甲骨が動かないまま腕だけを後ろに回そうとすると、肩の奥にある『結節性(骨の突起部分)』にインナーマッスルの腱がガチッとぶつかって引っかかり(結節性摩擦)、激痛が走って手がそれ以上上に上がらなくなってしまうんですよ」
Fさん(60代女性): 「錆びついた引き出しのせいで、肩の奥で骨と筋肉がぶつかっていたんですね……! だから力を入れても途中で手が止まって、ズキッと痛んでいたのかと理由がよく分かりました」
肩甲骨の滑りを取り戻し引っかかりをなくす
Fさん(60代女性): 「原因が分かって安心しました。でも先生、一度こうやって硬くなってしまった肩でも、また昔のように後ろでスッとホックを留められるようになりますか?」
先生: 「もちろんです! 痛みの悲鳴を上げているのは肩の奥ですが、根本原因は『肩甲骨の可動域低下』にあります。当院では痛む肩を強引にグルグル回すような危険な施術は一切せず、安全に肩甲骨の滑りを取り戻していきます」
Fさん(60代女性): 「無理やり動かすのではないのですね。具体的にはどんな施術をするのですか?」
先生: 「まずは第一段階として、背中にベタッと張り付いて固まっている肩甲骨の裏側や、胸の前の筋肉(小胸筋)の引きつれを優しく解きほぐします。60代女性のデリケートなお体に強い刺激を与えると防衛反応でさらに硬くなってしまうため、痛みのないソフトな手技で『肩甲骨が動くスキマ』を作ります」
Fさん(60代女性): 「まずは引き出し(肩甲骨)が滑らかに開くように、周りのサビを取るわけですね」
先生: 「その通りです。そして第二段階として、最も重要な『結節性(骨の突起)での引っかかり解除』を行います。肩甲骨が滑るようになった状態で、腕の骨が関節内で正しく転がるようにミリ単位で位置を調整します。これにより、手を後ろに回したときに骨と筋肉が衝突しなくなります」
Fさん(60代女性): 「肩の奥でガチッと引っかかっていた部分を滑らかにしてくれるんですね」
先生: 「はい。最後に第三段階として、猫背になって内側に入り込んだ肩の位置を正しい位置にリセットし、背中全体を使って無理なく手が後ろに回る連動性を作ります。これで、ブラジャーのホックを後ろで留める動作や、背中のファスナーを上げる動きが、痛みなくスムーズに行えるようになるんですよ」
施術を受けられた患者さんの変化
Fさん(60代女性): 「(実際に施術を受けられて……)先生、施術が終わって肩を動かしてみると、背中がスッと伸びてすごく軽い感じです! 試しに手を後ろに回してみると……えっ!? 背中の真ん中のあたりまでスルッと手が届きます! 肩の奥に走っていたあの嫌な痛みが全然ありません!」
先生: 「素晴らしい変化ですね! 張り付いていた肩甲骨が解放されて滑らかに動き出し、肩の奥での引っかかりがなくなった証拠です。これなら後ろでホックを留めるのも怖くないですね」
Fさん(60代女性): 「本当ですね! 毎朝前で留めて回すたびに感じていたあの虚しさと痛みが嘘みたいです。これで明日からの着替えがすごく楽になります!」
先生: 「喜んでいただけて本当に良かったです。ただ、Fさんの体には長年の生活習慣による『肩甲骨が固まりやすいクセ』がまだ残っています。このまま放置すると、また少しずつ肩甲骨が張り付いて痛みが戻ってしまいます。次回は、この動くようになった肩甲骨を定着させ、二度と肩に痛みを起こさない『しなやかなお身体づくり』を一緒に進めていきましょうね」
Fさん(60代女性): 「毎朝の着替えでストレスを感じたくないので、根本からしっかり良くしたいです。次回もよろしくお願いします!」
「ブラジャーのホックを後ろで留められなくなった」「手が腰の後ろに回らなくて着替えや日常動作が辛い」とお悩みの方は、「歳のせいだから…」と諦める必要はありません。原因は肩そのものの老化ではなく、背中の肩甲骨が固まり、関節内で骨と筋肉が引っかかっている可能性が非常に高いです。
当院では、痛む場所だけを強引に揉んだり引っ張ったりするのではなく、なぜ手が後ろに回らないのかを骨格・関節の連動レベルで精密に分析し、一切痛みのない安全でソフトな手技で根本改善へ導きます。「毎朝の着替えをサッとスムーズにこなしたい」「自由の利く軽い体を取り戻したい」という方は、ぜひ一度当院へご相談ください。私たちが全力であなたをサポートいたします。
しらかべ整体 院長:吉田勇気
【完全予約制】 TEL:090-6619-7877 定休日:日曜・祝日