こんにちは
しらかべ整体 院長の吉田です。
当院には、「車に乗ってシートベルトを後ろから引っ張ろうとした瞬間、肩に激痛が走る」「ベルトをカチッと留めるまでのひねる動きがツラくて、毎回の運転が憂鬱になる……」という50代の女性が多く来院されます。 「そのうち治るかしら」と放っておくと、服を着替えるときや、髪を後ろで結ぶときにも痛みが広がり、夜眠れないほどの痛みに変わってしまうことも少なくありません。
今回は、このシートベルトの動きに伴う肩の痛みにお悩みの患者さん(Kさん・50代女性)との対話から、細かな原因と当院の施術によってどのように改善していくのかをお伝えします。
「ただ手を後ろに伸ばしただけなのに、どうして肩に激痛が走るの?」
患者(Kさん・50代女性): 「先生、車に乗ってシートベルトを締めようと右手を後ろに伸ばしたときに、肩の奥がピキッと鋭く痛むんです。一度痛むとしばらくズキズキして……。ひどい運動をしたわけでもないのに、なぜこんなピンポイントの動きで痛くなるのでしょうか?」
先生: 「車に乗るたびにその痛みがあると、運転するのも億劫になってしまいますよね。お体を詳しく検査させていただくと、肩の関節の柔軟性が低下しているだけでなく、動かしたときに骨と骨の間で筋肉が挟み込まれる『インピンジメント(衝突)』という現象が起きていますよ」
Kさん(50代女性): 「インピンジメント……ですか? 骨の間で筋肉が挟まれているんですね」
先生: 「そうです。50代を迎えると、ホルモンバランスの変化や細胞の水分量の低下によって、肩の関節をスムーズに動かすための組織(滑液包など)が硬くなり、いわば『肩の関節が油切れを起こした状態』になりやすくなります。 さらに、普段の家事やスマホ操作で『巻き肩(肩が前に出た姿勢)』になっていると、肩の関節のすき間が物理的に狭くなってしまいます。この状態で『腕を後ろに伸ばしながら、内側にひねる』というシートベルトを引く複雑な動きをすると、狭まった骨のすき間に肩のインナーマッスル(腱板)がギュッと挟み込まれてしまい、インクを吸い上げるように強い炎症と激痛を引き起こしてしまっているんですよ」
Kさん(50代女性): 「油切れのところに、さらに骨で筋肉を挟み込んでいたのね……! それは動かすたびに痛むわけです。ただの肩こりだと思って揉んでいても良くならない理由が分かりました」
骨のすき間を広げてスムーズに動かす
Kさん(50代女性): 「この挟み込まれて痛む肩は、先生の施術を受けることでまたスムーズに動くようになりますか?」
先生: 「もちろんです。痛みの原因は『すき間の狭さ』と『関節のサビつき』にありますから、当院では肩の位置を根本から変えて、挟み込みが絶対に起きない状態を作っていく施術を行います」
Kさん(50代女性): 「具体的には、どのような風に?」
先生: 「まずは第一段階として、肩の関節を前に引っ張ってすき間を狭くしている、胸の奥の筋肉(小胸筋)や腕の筋肉の引きつれを優しく緩めます。肩が痛いからといって肩の後ろ側を強く揉むと、かえって炎症を悪化させてしまうため、まずは触れるか触れないかほどの優しい圧で、肩を前に引っ張るブレーキを外していきます」
Kさん(50代女性): 「まずは肩を元の位置に戻すための、突っ張りを取るのですね」
先生: 「その通りです。そして第二段階として、最も重要な『肩甲骨と鎖骨の連動性のリセット』を行います。シートベルトを引くときは、肩の関節だけでなく、肩甲骨が滑らかに動く必要があります。固まって動かなくなっている肩甲骨の裏側にアプローチし、本来の滑らかな動きを取り戻すことで、腕を後ろに引いたときに骨同士がぶつかるすき間を物理的に広げてあげます」
Kさん(50代女性): 「すき間が広がれば、もう筋肉が挟み込まれて痛むこともなくなるわけですね」
先生: 「はい。最後に第三段階として、油切れを起こしてスムーズさを失った肩の関節の中に、優しい微細な振動を与えることで、関節本来の潤滑液(関節液)の分泌を促す施術を行います。これにより、引っ掛かりが消え、まるで錆びついたヒンジに油を差したように、腕がスルリと後ろへ回るようになっていくんですよ」
施術を受けられた患者さんの変化
Kさん(50代女性): 「(実際に施術を受けられて……)先生、今、施術が終わって腕を後ろに回してみたんですが、さっきまであった肩の奥の『引っかかるような嫌な痛み』が全然ありません! 肩が後ろにすんなり届く感じがします」
先生: 「素晴らしいですね! 骨のすき間がしっかり広がって、インナーマッスルが挟まれずにスムーズに滑っている証拠です。無理なく腕が後ろに回っていますよ」
Kさん(50代女性): 「本当に不思議です。これなら車に乗るときも、ビクビクせずにシートベルトを引けそうです。もっと早く先生に診てもらえばよかった!」
先生: 「喜んでいただけて本当に良かったです。ただ、Kさんの場合は、長年の猫背のクセによって背骨(胸椎)の動きも硬くなっています。背中が丸くなると、また肩が前に押し出されてすき間が狭くなってしまいます。次回は、この肩の軽さをずっと維持できるように、背骨全体のしなりを出す施術をして、再発しない体に仕上げていきましょうね」
Kさん(50代女性): 「これからのお出かけやドライブを思いきり楽しみたいので、しっかり根本から整えていきたいです。次回もよろしくお願いします!」
「シートベルトをするときに肩が激痛で上がらない」「四十肩・五十肩と言われたけれど、どこに行っても変わらない」とお悩みの方は、痛む関節に無理に強いマッサージをするのは逆効果です。
肩関節というのは、前後左右と大きく動かすことのできる関節です。
大きく動かせるということは、前後左右と多数の筋肉が関係しているということ。
どの筋肉が悪さをしているのか、もしくは関節がどのように動きにくくなっているのかなど
細かく知ることで体は改善していきます。
当院では、なぜその動きで痛むのか、関節のすき間や全体の姿勢から原因を精密に突き止め、痛みのないソフトな施術で根本からスムーズな動きを取り戻します。「痛みを気にせず、毎日の運転やお買い物を笑顔で楽しみたい」という方は、ぜひ一度当院へご相談ください。私たちが全力であなたの健康をサポートいたします。
しらかべ整体
吉田勇気
090-6619-7877