こんにちは
しらかべ整体 院長の吉田です。
当院には、「後ろをパッと振り向いた瞬間、首の後ろにピキッと激痛が走った」「朝、横に置いてあるスマホを取ろうと少し首を傾けただけでグキッとなり、そこから首が回らなくなった……」という20代の女性が多く駆け込んでこられます。 寝違えとも少し違う、突然の鋭い痛みに「何か重い病気ではないか」「このまま首が動かなくなったらどうしよう」と強い不安を感じてしまいますよね。
今回は、このふとした瞬間に起こる首の急な痛みにお悩みの患者さん(Wさん・20代女性)との対話から、細かな原因と当院の施術によってどのように痛みが引き、スムーズに動かせるようになっていくのかをお伝えします。
「激しい運動もしていないのに…どうして普通の動きで首がピキッとなるの?」
患者(Wさん・20代女性): 「先生、さっきデスクワーク中に横から声をかけられて、ふと首を回した瞬間に、首の付け根あたりがピキッと鳴るような激痛が走ったんです。そこから怖くて首を右にも左にも動かせなくて……。ただ振り向いただけなのに、なぜこんなに痛くなってしまったんでしょうか?」
先生: 「それは本当に痛かったですよね。首はデリケートな場所ですから、急に動かせなくなると恐怖を感じるのも無理はありません。お体を慎重に検査させていただくと、首の骨を支える最も深いところにある筋肉(回旋筋:かいせんきん や半棘筋:はんきょくきん)が、危険を察知してシートベルトのようにガチッとロック(強直)してしまっていますよ」
Wさん(20代女性): 「筋肉がシートベルトみたいにロック……。でも、本当に普通の動きしかしていないのに、どうしてロックしてしまうんですか?」
先生: 「実は、痛んだのは『その一瞬の動き』ですが、原因はそれまでに積み重なっていた『首の疲労の限界突破』にあるんです。20代の女性は、長時間のスマホ操作やパソコン作業で、頭が前に落ちた『ストレートネック(スマホ首)』の姿勢になりがちです。 大人の頭の重さは約5キロ、ボウリングの玉ほどの重量があります。普段から首が前に出ていると、首の後ろ側の筋肉は、その重い玉が前に落ちないように一中夜、後ろから綱引きのようにギューッと引っ張り続けている状態になります。 例えるなら、『ゴム紐がこれ以上伸びないほどパツパツに張り詰めている状態のときに、さらに上から急にトンッと指で衝撃を与えて、プチッと繊維がちぎれそうになった状態』です。 限界まで引き伸ばされていた微細な筋肉の繊維が、ふとした動きによる急な牽引ストレスで部分的な微細捻挫(肉離れ)を起こし、脳が『これ以上動かしたら千切れてしまう!』と判断して、首の周りの筋肉を一斉にガチガチに硬化させて動かなくしているんですよ」
Wさん(20代女性): 「パツパツのゴム紐状態だったところに、トドメを刺してしまったんですね……! 毎日スマホを見ている間、私の首はずっとボウリングの玉を必死に支えて耐えていたんだと思うと、申し訳ないことをしていました」
神経の興奮を鎮め、関節の連動を取り戻す
Wさん(20代女性): 「今もロボットみたいに体ごと向かないと横が見られないのですが、先生の施術を受ければ、また元のようになめらかに首が回るようになりますか?」
先生: 「もちろんです。首の急性期の痛みに対して、痛む場所を無理に引っ張ったり、パキパキと強い矯正をしたりするのは絶対にNGです。当院では、脳が出している『動かすな』という過剰な防衛信号を優しく解除しながら、段階的にロックを解いていきます」
Wさん(20代女性): 「具体的には、どのような手順で施術をしていくのでしょうか?」
先生: 「まずは第一段階として、首を前に引っ張って後ろ側のゴム紐をパツパツにさせている原因である、胸の前の筋肉(大胸筋や小胸筋)や、あごの下の奥にある筋肉の引きつれを優しく緩めます。首が痛いからといって首の後ろばかりを触ると炎症を強めてしまうため、まずは前側のブレーキを外して、首の後ろにかかる張力を一気に引き算します」
Wさん(20代女性): 「痛い後ろ側ではなく、まずは引っ張っている前側から緩めていくのですね」
先生: 「その通りです。そして第二段階として、最も重要な『頸椎(首の骨)と胸椎(背中の骨)の微細な連動性の調整』を行います。首がピキッとなる方は、背中(胸椎)が丸く固まっていて、首の骨だけで頭を回そうとしています。痛みの出ない安全な角度から、背中の骨の可動域を優しく広げてあげることで、首にかかる回転の負担を背中へと分散させます。これだけでも、首を動かしたときの突っかかり感が劇的に減るんですよ」
Wさん(20代女性): 「背中が代わりに動いてくれれば、首が無理をしなくて済むわけですね」
先生: 「はい。最後に第三段階として、ロックを起こして過緊張の起きている筋肉をスーッと緩めていきます。これにより、脳が『もう安全だな』と理解し、シートベルトのような硬直をフワッと解除するため、その場で首がスムーズに回り始めていくんですよ」
施術を受けられた患者さんの変化
Wさん(20代女性): 「(実際に施術を受けられて……)先生、すごいです……! さっきまで少しでも傾けると首の奥に走っていた『あのピキッとする激痛』が今はありません。引っかかる感じが消えて、左右がすんなり見られます!」
先生: 「素晴らしい変化ですね! 脳の防衛ロックが外れて、首と背中の骨のギヤが滑らかに噛み合い出した証拠です。顔の血色もすごく良くなっていますよ」
Wさん(20代女性): 「さっきまでのロボットみたいな動きは何だったんだろうと思うくらい軽いです。普通の動きに戻れて本当にホッとしました」
先生: 「本当に良かったです。ただ、Wさんの体には『スマホやデスクワークによるストレートネックの骨格クセ』がまだ残っています。この土台を放置すると、またパツパツのゴム紐状態に戻って、何気ない瞬間に再発してしまいます。次回は、この柔軟性を定着させ、二度と首がロックすることのないよう、骨盤から背骨全体の軸を真っ直ぐに整える根本施術をしていきましょうね」
Wさん(20代女性): 「もうあの激痛は凝りごりなので、根本からしっかり姿勢を見直したいです。次回もよろしくお願いします!」
「ふと首を動かした瞬間にピキッと痛んで動かせない」「痛みが怖くて後ろを振り向けない」とお悩みの方は、無理に自分で首を回したり、強く揉みほぐしたりするのは非常に危険です。
グキっと痛みが出た時は、小さな傷がある可能性が高いため、無理に動かしたりグイグイと押すのは禁物。
痛みのある部位以外をほぐすことで、動きやすくなります。
当院では、なぜその一瞬の動作で痛みが出てしまったのか、日頃の姿勢や筋肉の引っ張られ合いを精密に分析し、一切痛みのない非常にソフトな手技で安全にロックを解除します。「突然の首の痛みで困っている」「ストレートネックを根本から改善して、痛みの出ない体を作りたい」という方は、ぜひ一度当院へご相談ください。私たちが全力であなたの健康をサポートいたします。
しらかべ整体
吉田勇気
090-6619-7877