こんにちは
しらかべ整体 院長の吉田です。
当院には、「首のあたりがキュッと締め付けられるように息苦しい」「喉に何かが詰まっている感じがして、深呼吸ができない」という20代の女性がよく相談に来られます。 病院で検査をしても「どこも異常ありません、ストレスですね」と言われてしまい、「どうしたらいいの…」と一人で不安を抱えていませんか?
今回は、そんなつらい症状にお悩みの患者さん(Lさん・20代女性)との対話から、原因と今すぐできる優しい対処法をお伝えします。
「気のせいじゃないのに…どうして首が苦しくなるの?」
患者(Lさん・20代女性): 「先生、最近デスクワークをしているときや、夜リラックスしているはずのときに、急に首の前側がキュッと締め付けられるように苦しくなるんです。息がしづらくて不安で……。内科や耳鼻科でも『異常なし』と言われてしまい、私の気のせいなのでしょうか?」
先生: 「病院で『異常なし』と言われると、自分の心が弱いのかなと余計に不安になってしまいますよね。でも、決して気のせいではありませんよ。本当の原因は、ストレスそのものというよりも、ストレスや姿勢の崩れによって引き起こされた『首の前の筋肉の異常な緊張』にあります」
Lさん(20代女性): 「首の前の筋肉、ですか? 肩こりじゃなくて、前側なんですね」
先生: 「そうです。首の前側には『胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)』や『斜角筋(しゃかくきん)』という、呼吸を助ける大切な筋肉があります。普段からスマホを覗き込んで首が前に出ていたり、不安や緊張で無意識にグッと歯を食いしばったりしていると、この筋肉が24時間働きっぱなしになってしまうんです。 例えるなら、『首元がタイトなタートルネックのセーターを、後ろから常にグイグイ引っ張られて首を絞められている状態』です。筋肉がガチガチに硬くなって物理的に喉や気管の周りを圧迫しているため、本当に首が絞められているのと同じような息苦しさを感じてしまうんですよ」
Lさん(50代女性):※失礼いたしました、20代女性ですね。 Lさん(20代女性): 「タートルネックを後ろから引っ張られている状態……! まさにその通りです、ずっと首元が詰まっている感覚でした。だから本当に息が苦しかったんですね」
喉の緊張をふんわり緩める「あご下・胸鎖乳突筋マッサージ」
Lさん(20代女性): 「原因が分かって、これだけでも少しホッとしました。この首の前側の詰まりを、自分で優しく緩める方法はありますか?」
先生: 「不安になったときや、デスクワークの合間にできる、とても優しいセルフケアがあります。首のデリケートな部分なので、強く揉むのではなく、皮膚を優しく揺らすように行う『首の横ストレッチほぐし』をやってみましょう」
Lさん(20代女性): 「首の前側はデリケートですもんね。優しい方法なら安心です。ぜひ教えてください」
先生: 「はい、力を入れずにリラックスして行ってくださいね」
🌿 首の締め付け感を解消!首の横ふんわりほぐし
- まっすぐ前を向き、右手のひらを左側の鎖骨の上に優しく当てて、皮膚を少し下へ軽く押さえます。
- その状態のまま、顔を右斜め上に向かってゆっくりと向けます。
- 左側の首の横から前側にかけてが、じわ〜っと心地よく伸びているのを感じながら、深呼吸を3回繰り返します。
- 反対側(左手を右鎖骨に当て、顔を左斜め上に向ける)も同様に、優しく行います。
※強く引っ張ったり、首を痛いところまで反らせたりしないように、皮膚を心地よく伸ばすくらいがポイントです。
首は大事な神経が多くあります。無理に行うことで血圧の低下や眩暈のような症状が出ますので無理せずにしてみてください。
Lさん(20代女性): 「(実際に試してみて)あ……首の横をじわ〜っと伸ばして深呼吸をすると、喉の奥のほうまでスーッと空気が通る感じがします。張り詰めていたものが、少し緩む感覚がありますね」
先生: 「素晴らしいです! 首の前側が伸びると、圧迫されていた気管が広がって、自然と深い呼吸ができるようになります。苦しいな、と感じたら無理をせず、このストレッチで喉のスペースを広げてあげてくださいね」
おわりに
Lさん(20代女性): 「病院で原因が分からなくて本当に不安でしたが、筋肉の緊張だと分かって安心しました。苦しくなりそうなときは、このストレッチをして落ち着こうと思います」
先生: 「そうですね、安心することが一番の薬ですよ。ただ、長年スマホを見るクセがあったり、無意識の食いしばりが強かったりすると、首の骨(頸椎)のカーブが真っ直ぐになる『ストレートネック』になっていて、すぐに筋肉が引っ張られて固まってしまいます。次回は、首の骨を支える背骨や骨盤全体のバランスを整えて、首の前に余計な負担がかからない根本的な体作りの施術をしていきましょうね」
Lさん(20代女性): 「この息苦しさから完全に解放されたいので、ぜひお願いします。次回もよろしくお願いします!」
「首が詰まって息苦しい」「病院では異常なしと言われた」という症状は、決して気のせいでも、あなたの心が弱いからでもありません。頑張りすぎてガチガチになった首の筋肉が、一生懸命にSOSを出している状態です。
他にもお腹の筋肉が使えなくなっていたり、肋骨が過度に動き過ぎているなどの原因もあります。
苦しく感じているのは気のせいではなく、実際に何か不具合があるのでそのうち治るだろうと放置しないでくださいね。
当院では、お体の状態を丁寧に確認し、不安な気持ちに寄り添いながら、首周りの緊張をやさしく整える施術を行っています。「苦しさを忘れて、毎日をのびのびと笑顔で過ごしたい」という方は、ぜひ一度お気軽に当院へご相談くださいね。
しらかべ整体
吉田勇気
090-6619-7877